クラウドシステムで打刻するメリット・デメリット
クラウドシステムでの打刻とは、インターネットを利用したクラウド型の勤怠管理のことです。クラウドシステムを使うことはつまり、パソコンだけでなくスマホからも打刻ができるので、大変便利な仕組みだといえます。近頃では、さまざまな勤怠管理システムのうち、このクラウド型を選択・導入する企業が増えてきています。これから主流になっていくことが予想されるので、興味のある方は、このページをぜひ参考にしてみてください。
クラウドシステムで打刻するメリット
メリットその1 勤怠管理のコストをおさえられる
タイムカードやICカードを利用する打刻方法の場合、タイムカードやタイムレコーダー、インクの購入、電気代、ICカードの発行、ICカードリーダーの購入など、導入時およびその後の運用に、一定のコストがかかります。
その点、クラウドシステムであれば、全体的にコストをおさえやすいというメリットを得ることができます。クラウドサービスのシステムを利用するため、サーバーの管理が不要なだけでなく、システムを最新版にアップデートする際も、自動で行われるわけです。何らかの機材や道具を新たに購入する必要もありません。
メリットその2 オフィス以外の場所でも打刻できる
パソコンだけでなく、スマホからも出勤時・退勤時の打刻をすることができるのも、クラウドシステムならではのメリットだといえます。出張先など、社外から打刻する場合でも、例えば位置情報サービスと連携しておけば、管理者がそういった情報を併せて把握することが可能です。
勤務形態が、在宅や時短、フレックスなどさまざま広がりを見せる現代において、オフィスにいなくても打刻ができるシステムは、重宝しそうです。
クラウドシステムで打刻するデメリット
デメリットその1 急激な移行は難しいケースも
紙やカード、機材などのツールを使わずに、パソコンやスマホのみで打刻を行うシステムは、たしかに多くのメリットを得られます。その一方で、アナログ式の打刻方法になれている方々にとっては、クラウドシステムへの急激な移行は、ストレスを感じさせてしまう可能性があります。
そのため、あまり急ピッチで移行を進めるのは避けるのが懸命です。まずは一部の部署から試験的にクラウドシステムの勤怠管理を導入したり、わかりやすい利用マニュアルを作成するなどの工夫をしたりするなどして、体制を整えていきます。
デメリット2 システムが会社に適しているかどうかを見極める必要がある
勤怠管理のためのクラウドシステムといっても、さまざまなタイプがあります。自分の会社に適したものを選択しなければ、メリットを生かしきれないかもしれません。
ですから、無料で利用できる期間を設けているクラウドシステムをまずは試してみるとよいでしょう。使い勝手やシステムの特徴などを吟味してから本格導入するのがおすすめです。
派遣の勤怠管理に対応したシステム4選
派遣と勤怠管理に対応した4システムを100人あたりの月額費用を算出。デジシート:1人390円~、e-naviタイムシート[派遣]:1人400円(100人以下の場合)、staff-one(スタッフワン):30,000円(100人以下の場合)と保守料金20,000円、かえる勤怠管理[派遣]:5,000円×派遣先数から20派遣先5人で、算出しています。(2020年9月28日時点)
勤怠管理システム | デジシート公式HP | e-naviタイムシート[派遣]公式HP | staff-one公式HP | かえる勤怠管理[派遣]公式HP |
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月額費用/100人 | 39,000円 | 40,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
対応できる機能数 | 9種類 | 6種類 | 5種類 | 4種類 |
リアルタイム勤怠管理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
勤怠表のCSV出力 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
派遣先からの オンライン承認 |
〇 | 〇 | 〇 | - |
多様な就業形態に 対応可能 |
〇 | - | 〇 | - |
派遣社員・ 派遣先の情報管理 |
〇 | - | 〇 | - |
残業アラート | 〇 | 〇 | - | - |
勤務シフトの管理 | 〇 | - | - | - |
携帯GPS管理 | 〇 | 〇 | - | 〇 |
サポート体制 | 〇 | 〇 | - | 〇 |